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第3回 第1部 ウォーターフォール型 開発手法のメリットとデメリット

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第一部:ウォーターフォール型開発手法のメリットとデメリット

 ある日の午後、地球のどこかで…
I情報システムを発注した企業のAさん:
こんにちは! 今日からいよいよテストですね。結構長い期間がかかりましたがひととおりの機能は出来上ったのですよね?(^_^)
情報システム開発会社のBさん:
はい。ようやくできあがりAさんにテストいただける段階にこぎつけました。残業続きで苦労しました。では早速ごらんいただきましょう。まずこの画面が…

Aさん:あれ?これここ違いますよ。
Bさん:…先々月にご承認いただいた仕様書により作成したものですが。
Aさん:この項目の意味、勘違いをしていませんか?
これは**という意味ですからこういう表示にはならないし、次の画面ではこういう値が入力できてはおかしいのですよ。

Bさん:え!そういうご説明は頂戴していませんが…。
次の画面の入力チェックの条件は仕様書に書いてあることだけです。(-_-;)

Aさん:この項目の意味はこの業界では常識です。
なぜ確認されなかったのですか?確かに仕様書、承認したけれどみなさんを信頼して入力チェック条件なんて細かいところまでは見ていませんし、申し訳ないですが私も画面をさわって今思い出したのです。<`~´>

Bさん:…(゜o゜)。
それですと関連する10箇所以上の他の画面も修正しないといけませんのでここが関連するテストの開始は…

Aさん:運用開始は来月ですよ。大丈夫ですか?
あれ!ここもイメージが違う!これだと大事な機能が足りないです。そうだ先月承認の基準が変わったので、あのグループでの承認機能も追加してもらわないと。

Bさん: \(゜ロ\)(/ロ゜)/

地球の反対側で

Cさん:(^_^)
Dさん:(-_-;)
Cさん:<`~´>
Dさん:…\(゜ロ\)(/ロ゜)/

隣のビルで

Eさん:(^_^)

・・・

 ちょっと大げさではありますが、ここに書いたような会話は「まったく架空のお話」とは言えないのです。情報システムづくりも物づくりの一種です。家やビルを建てるのと同じです。納期や予算、そのほかいろいろな制約のある中で完成にこぎつけるにはお客様、設計担当者、製造担当者、管理者といった多くの人たちが力を合わせて進んでいかなければなりません。ところが実際には情報が人々の間を伝わるなかで誤解が生じ、修正の機会を失い、ふたをあけてみるとこんなはずでは、となってしまうことがあるのです。
「情報システムを作る」、言うとなにやら難しそうな顔をした人がコンピューターに向かって黙々と作業をしている、といったイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかしそれは情報システム作りのごく一部の情景にすぎません。狙ったとおりの情報システムを作るにはコンピューターに向う作業に至るまでの計画を立てたり、お客様と開発メンバーがどのようにコミュニケーションをするかを考えたりすることがとても重要なことなのです。

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