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社長インタビュー NEC情報システムズが打ち出す、新戦略と新しい価値


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NECグループ各社へのサービス提供で培った豊富な経験とノウハウを外部企業にも提供

NEC情報システムズは、ITの企画に関わるコンサルティングサービスから、システムの構築、運用に至るトータルなシステムサービスを提供するソリューションベンダーだ。長年にわたってNECグループへサービス提供を行ってきた中で培われたその豊かな経験とノウハウをベースに、グループ外の企業に対しても高品質なサービスを提供している。同社の事業コンセプトおよび戦略について、NEC情報システムズ 代表取締役 執行役員社長 岡田 裕行氏に話を聞いた。
(聞き手:日経BP社 執行役員 コンピュータ・ネットワーク局長の古沢 美行)


NECグループ向け事業と外販事業をバランス良く展開していく

まず、NEC情報システムズの沿革、事業内容、そしてNECグループにおける位置づけについてご紹介いただけますか。

当社は1984年の4月に発足し、昨年、ちょうど創立20周年を迎えました。もともとは、NECの中で管理システムを開発していた部隊と、中央研究所を中心に研究開発用のソフトウェアや技術計算などを担当していた部隊という、2つの部隊が母体となっています。発足以降は、NECグループ各社の事業や人材を吸収しながら、半導体の生産制御システムや組み込みソフトの開発などをはじめ、多様な分野に向けての事業拡大を進めてきました。そして今日では、NECグループの生産制御から管理システム、あるいはセキュリティシステムなどを含めた、IT全般を担う“ユーザーズハウス”という位置づけとなっています。また、NECグループ外のお客様にも同様のサービスを提供しており、当社の売上構成は対NECグループが約7割、グループ以外への外販が約3割を占めています。
NECグループ内で特に強く求められているのは、グループ各社に対して“ピカピカのソリューション”を低コストで提供してほしいということです。ここで言う“ピカピカのソリューション”には二通りの側面があって、1つは、NECの研究所などと一緒に進めている先進の技術への取り組みの成果や、新しいソフトウェア、ハードウェアを積極的に採り入れた最新のソリューションを提供するということ。そして、もう1つが運用です。当社はITシステムの開発だけではなく、運用も担っています。そういう観点から、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)など最新の運用コンセプトを採り入れて、信頼性のある安定した運用品質を実現することも重要な役割となります。つまり、ソリューション構築、運用の両面でピカピカであることが求められており、このことが当社の最大のミッションでもあるわけです。
さらに、このような“ピカピカのソリューション”を提供できる企業として、NECグループ内で受け入れられれば、当然、そうしたソリューションはグループ外の企業にとっても有効であるため、外販においても収益を拡大していくことができると考えています。

対NECグループ7割、外販3割という比率は、今後、変わってくる可能性はあるのでしょうか。

いまちょうど中期計画を策定しているところですが、先ほど紹介した外販3割という割合は維持していきたいと考えています。我々の一番のミッションであるNECグループに対するサービスの品質の向上ということを考える上でも、100パーセントNECグループ向けになるということは好ましいとはいえません。というのも、同じグループであることで甘えが生じたり、独善に陥ってしまうということも考えられるからです。
そこで、外販事業を併行して進めていくことにより、当社自身、常に市場原理や市場競争の中に身を置いて、NECグループに対しても外販と同様の姿勢で向き合っていくことができるわけです。したがって、NECグループ外のお客様に対して提供できるソリューションというものも今後どんどん拡充していくことになります。そちらのニーズが高まるということであれば、積極的に3割を超えてもいいと思っています。
とはいえ、一義的にはやはりNECグループのITをきちんとやるということが、当社に課せられた役割であり、あくまでもそこで達成されたものをベースに外部のお客様にも提供するという形になります。したがって、7対3という比率は微妙に変化するにせよ、NECグループ向け事業と外販事業をバランスのとれた状態で継続的に展開していくということが当社にとって重要であると考えています。

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